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産地への恩返しとして寄付をしています

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産地への思い

奥井畳店は、熊本県産の畳表を使用しています。産地へ直接赴き、農家との信頼を重ね、品質の良いものを仕入れています。
熊本県は、もはや第二の故郷と言ってもいいくらいの場所ですが、こちらからも何か恩返しをしたいと考えていました。

そこで、熊本県への恩返しとして「熊本城復興のための寄付」をしております。

産地の農家ともお話したところ、いくつかの農家も寄付をしていることや、使用用途がはっきりした寄付ができるということから、この活動を開始しました。

震災の爪痕

僕自身は震災が起こるまでは熊本城へ行ったことがありませんでした。
熊本県に行くのは毎回イ草のためで、訪れる場所も農地ばかりだったので、観光という観光をしたことがなかったのです。

熊本県を襲った震災は平成28年に起こりました。熊本市内に住む友人の話では、今まで感じたことのないくらいの揺れを感じて非常に怖かったとのこと。
熊本城だけでなく、たくさんの建物が被害を受けました。

熊本城は石垣が崩れ、非常に無残な姿に。
かろうじて残った「飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)」は、奇跡の一本石垣として世間に広く報道されました。

実際にその姿を目の当たりにした時、よく崩れずに耐えられているなと感動しました。
かつての職人が丹精込めて作った石垣だと思うと、つくづくその技術力の高さを感じます。

兵庫県神戸市民として、震災というのは他人事ではない話題です。
この神戸も平成7年に阪神淡路大震災に襲われ、数多くの犠牲を伴いました。

現在はかなり復旧して、三ノ宮も開発を続けています。
それでもまだ震災の爪痕は色濃く残されています。
畳の引き上げに行かせていただいたお家にも、亀裂が見えることは珍しくありませんでした。

かくいう僕の家もひび割れがあり、地震の規模を知らしめています。

熊本県がこの熊本城の復旧のための寄付金を募っていることを知ったとき、これは必ず貢献しないといけないと感じました。

奥井畳店にできること

そこで奥井畳店では、店名義で寄付をすることはもちろん、熊本城に所以のある農家の畳表「幻・天下・王将・竜王」をご注文いただけた場合は、売り上げの中からお客様の名義で寄付をするという活動をしています。

寄付だけをしたいという方も歓迎いたします。
自分で寄付をしたいという場合は、下記のURLをクリックしてください。

1万円以上の寄付で、「復興城主」になることができ、城主の証の表彰状のようなものがもらえたり、熊本県のいくつかの店舗で割引になる城主手形がもらえたり、デジタル芳名板で名前を閲覧できるという特典があります。

ふるさと納税サイトからの申し込みの場合、返礼品も選ぶことができるようですので、気になった方はぜひチェックしてください。

少しでも熊本城復興のお役に立てればと思っています。

本居宣長ノ宮への寄付

奥井畳店では、三重県松阪市にある「本居宣長ノ宮」へ年間1万円の寄付を行っております。

「なぜ兵庫県の奥井畳店が三重県の神社へ寄付を?」
「そもそも本居宣長って誰だっけ?」

そういうお声が聞こえてきそうですし、自分自身でも兵庫県だけで活動していたらこんなことにはなっていなかっただろうなと思います。
その経緯について少しお話しできればと思います。

本居宣長ノ宮を知った経緯と「本居宣長」

この神社を知ったきっかけは、異業種交流会でのつながりでした。
本居宣長(もとおりのりなが)という名前を聞いたときに、正直勉強不足で名前くらいしか認識がありませんでした。

お話を聞くと、江戸期を代表する国学者で「古事記伝」を編纂したお方だそう。
国学者として、「日本人らしさとはなんなのか」ということを探求されたそうです。
その結果、日本人の精神性「もののあわれ」や、八百万の神の前で常に謙虚でいようとする日本人のふるまいを改めて示し、多くの門下生に恵まれたようです。

この神社に寄付をしている理由

畳は1000年以上受け継がれ続けてきた天然素材でできている床材です。
僕は、日本人が生んだ、科学的にも機能的にも優れている素晴らしいものだと思っています。

そこには文化的な側面も存在していて、調べていくとどうやら日本人の精神性にもかかわってくることがわかってきました。
例えば、言われてもいないのに畳の部屋では自然とスリッパを脱いだり、外に敷いたゴザであっても土足で上がることには抵抗があったり、ヘリを踏んではいけないというマナーがあったり、畳の部屋では思わず寝ころびたくなったり・・・

他にも「畳床になぜ藁が使われたのか」「畳の枚数で部屋の大きさを表す」など挙げ始めるとキリがありません。

そんな日本人のアイデンティティの一部ともいえる畳が減少している時代で、改めて日本のことを研究しなおした第一人者である本居宣長の行いに共感して、寄付をさせていただくことにいたしました。

こちらの神社、現在経営難で借金も多くあるそう…。
素敵な神社なので、少しでもお役に立てればという想いもあります。

もし少しでも気になったという方がいらっしゃれば、実際に訪れるもよし、HPをのぞいてみるもよし、本居宣長について検索してみるもよし、そういったきっかけになればと思います。

当店のご紹介

奥井畳店

・電話番号
078-841-0351 (不在の場合携帯へ転送されます)
・メール
okuitatami@gmail.com
・住所
兵庫県神戸市灘区桜口町2丁目3-21
・配達地域
神戸市、明石市、芦屋市、三田市、西宮市、尼崎市、加古川市(他、要相談)
・営業日
月曜日〜土曜日(祝日も営業中)

お見積もり無料

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